育 毛 剤 の 成 分

育毛剤の成分にはどんな効果があるの?

 


塩化カルプロニウム 胃腸機能の改善剤として開発されて、胃を刺激することによって弱っている運動を活発にし、胃液の分泌をたかめる作用が認められている。これを頭部に塗った場合、頭皮から吸収されて末梢血管をひろげることから、毛根に栄養や酸素などを供給。毛根に働きかけて、発毛を促進させる作用があります。
センブリエキス リンドウ科の草であるセンブリは代表的な漢方薬のひとつ。皮膚のある部位を冷やして、一部にはエキス溶液を塗り、塗ってない他の部分をと比べて温度の戻り具合がどう異なるかを調べる「寒冷負荷実験」と呼ばれるテストがあるが、センブリエキスでその実験を行ったところ、センブリエキスを塗布した部分の温度の戻り方が他に比べて明らかに速かった。これはエキスの塗布によって血流量の増加を示している。
トウガラシチンキ トウガラシの辛味成分であるカプサイシンという物質をエタノールで抽出したもので、毛根を刺激して血管を拡張させて、血行をよくすることを目的としている。同時に、副腎からのホルモンであるカテコールアミンの分泌を促進するため、血液の循環をよくして、エネルギー代謝を高める効果も認められている。
ニンニクエキス ニンニクからとられたチンキです。効果の面ではセンブリとよく似た性質を持っていて、皮膚の末梢系血管を拡張して血行を上げる作用があるため、毛根での細胞分裂を活性化する効果が期待されています。
カンタリスチンキ 昆虫の一種であるマメハンミョウを乾燥したものをカンタリスと呼んでいる。このマメハンミョウなどが分泌する液には、1%ほどの濃度でカンタリジンという成分が含まれていて、大量に体内に入ると中毒症状を起こす有害物質となる。しかし、少量の場合は毒が薬に変じて皮膚への刺激剤となる。カンタリスチンキによる刺激作用によって、皮膚の機能を促進させたり、血行を促進させて育毛効果をあげようというものです。
ショウキョウチンキ 「ショウガの根」を生薬として呼ぶときの名。独特の芳香がある精油を含んでいるので、これをアルコールなどで抽出して使う。他の生薬と配合して漢方薬として使う場合は、食欲促進、新陳代謝機能の促進などがある。育毛剤の成分としても、皮膚機能の促進や血行の促進作用が期待されている。
プラセンターエキス 胎盤から抽出された胎盤エキス。中国では昔から、胎盤を乾燥して粉末としたものが不妊症の治療などに用いられていたという。育毛効果との関連としては、毛根内に分泌している皮脂腺や汗腺の活動をあげて新陳代謝をうながす効果、皮膚細胞の老化を防ぐとされている。
ヒノキチオール タイワンヒノキから発見された物質。殺菌作用や炎症を抑える作用があることで知られているが、細胞を活性化する効果もあるとされてることから、育毛剤の成分として使われている。ヒノキを伐採するきこりにはハゲが少ないという昔からの観察から、育毛剤への応用が検討されたとの説もあるみたいです。
セファランチン ツヅラフジ科のオオツヅラフジの茎や根から抽出される成分として、漢方では防巳(ぼうい)とよばれる生薬です。末梢血管を拡張させたりアレルギー現象を抑える作用があるため、円形脱毛症の治療薬としてだけでなく、気管支ゼンソクの治療薬としても用いられている。
パントテン酸カルシウム ビタミンB群のひとつ。微生物の成育因子や、ニワトリのヒナの皮膚炎を防止する因子として発見されて、動物の成長にも不可欠な事が明らかになっている。パントテン酸はエネルギーの代謝や解毒に重要な役割を果たしていて、欠乏すると皮膚の機能障害や、末梢神経の機能に障害が起こる現象がみられる。そこで、育毛剤の成分としての効果は、毛髪の生成や発毛の促進にあるといわれる。他にも脱毛を防止しカユミを止めるとされている。
ミノキシジル 血圧降下用の服用剤としてアメリカのアップジョン社で開発されたミノキシジルには、副作用として多毛がみられた。血圧を下げる為のメカニズムとして、ミノキシジルには血管を拡張する効果を求めたのだが、毛根への血流量も増加させることになって育毛につながったという見方。それだけでなく、毛根細胞にたいする増殖因子までをミノキシジルは持っているのではないか、ともみられている。
女性ホルモン 薄毛やハゲには、何らかの形で男性ホルモンが影響しているのは、かなり確かなこととされている。そこでひとつの方法として、ある種の女性ホルモンを加える事によって、男性ホルモンの働きと相殺するというメカニズムもありうるのではないかというわけです。

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